ハプニング続きの忘年山行、よく飲みました 20世紀最後の山歩の会忘年山行を、12月2日〜3日で富士五湖周辺の足和田山、鬼ケ岳〜十二ヶ岳で行いました。今回は忘年山行ということもあり、日帰りも含め今年最高の18名の方に参加頂きました。2日間ともいい天気に恵まれ、今年最後を締めくくる山歩き、そしてよく飲んだ忘年山行でした。 1日目は足和田山、河口湖駅からバスに乗るはずでしたがバスが行ってしまった後のため、タクシーで一本木の登山口に向かいます。日帰りの大槻さんと大倉さんは車で参加のため登山口で待ち合わせをしましたが、我々が着いたときには既に到着していました。 今年入会した人と初めて顔を合わせる人がいるため、簡単な自己紹介の後、恒例の準備体操をして足和田山を目指します。足和田山は富士山の展望台としても知られられていて、大きな富士山がバッチリと見えます。この日は残念ながら空に薄っすら雲がかかっていたため写真を撮るにはいまいちでしたが、でもこの雄大な富士山を眺めながら、皆おもいおもいに昼飯を食べます。 昼食後は西湖、本栖湖、精進湖が見える三湖台を目指します。ここは広い展望台となっており富士山から伸びる裾野に広がる青木ヶ原の樹海を見ることができます。三湖台を下った後、大槻さん大倉さんと別れ、青木ヶ原の樹海の中にある遊歩道を通り西湖湖畔の民宿に向かいます。この樹海は昼間でも薄暗く、ひんやりとしていて気味悪いですね。絶対一人では通りたくないところです。この樹海の中で少し遅れて後を歩いていた二人が道を間違えるというハプニングがありました。 民宿「花ぐるま」到着後は早速飲み始める人、お風呂に入る人などおもいおもいに行動します。今夜は貸切のようです。 この民宿は1泊2食で6,100円、飲み物持ちこみ自由となっています。食事前に皆さん出来上がってしまったようで、夕食の際はあまりお酒が進みませんでした。ところが、中林さんは一人元気でした。小野塚さんが参加していたらもっと賑やかだったことでしょう・・・!? 食事後、部屋で飲みながらザイルワークの講習があり、皆さん興味もって実践していました。 2日目はひざの具合が悪くなった馬越さん、河口湖の美術館めぐりする斉藤さん山本さんら3人と別れ、鬼ケ岳〜十二ヶ岳を目指します。気温が低く、山の上には木の枝が白くなった霧氷が見えます。登山道も北斜面は雪が残っていたり凍っている所があり、慎重に行動します。かなりきつい登りの後、やっと鬼ケ岳へ到着しました。ここは鬼の角のような岩が1つ飛び出ています。 写真を撮った後、鬼ケ岳を後にし金山を過ぎ、いよいよ十二ヶ岳直下の岩場にさしかかります。傾斜80°、15mくらいのごつごつした岩場で、頼り無いロープが掛かっていますが雪も薄っすらと付いていて条件が悪いです。日ごろの岩場訓練の試されるところです。慣れていない人もいたため少し時間が掛かりましたが、無事全員通過できました。永井さん曰く、「最初からこんな所があると聞いていたら来なかったのに・・・」 この後、十二ヶ岳頂上で昼食を取ります。前日夕食で残った混ぜご飯をおにぎりにして持ってきましたが、硬いのと冷たいのとで皆さんあまり喉を通らなかったみたいで、だいぶ残ってしまったようです。 昼食後、十二ヶ岳を後に下山にかかります。下山後、下山口近くに「いずみの湯」があり、下山も早かったため早速温泉につかります。風呂あがりにビールで一杯やり、そばを食べたりしていてバスの時間に間に合わなくなり、バスを待たせるというハプニングがありました。 河口湖駅から大月駅までの1時間、また宴会の始まりです。バーボンをストレートでのみ出す人もいます。大月駅に着く頃には皆さん出来上がっていました。 大月駅で15分程時間があったためホームにザックをまとめて置いて、トイレやタバコを吸う人など時間を潰します。電車の入線時刻になり皆自分のザックを手に取りますが、柴田さんのザックが残ってしまいました。周りを見渡すが居ないため、どこか先頭の車両から乗ったんだろうということで、中林さんがザックを持って全員電車に乗り込みました。それからが大変、大騒ぎとなります。先頭から後の車両まで捜しましたが柴田さんが見つかりません。どうやら本人は乗り遅れたようですが、ザックだけ電車に乗っています。途中乗り換え駅でしばらく待ったり、駅でアナウンスしてもらったり、自宅へ連絡して携帯へ連絡もらうよう手を打ちましたが、本人と全然連絡取れませんでした。 仕方なく最終乗り換え駅である南浦和駅のコインロッカーにザックを預け、柴田さんの自宅に連絡した後帰ります。9時過ぎ自宅へ帰ってから本人から携帯に連絡がありました。大月駅で皆と離れたベンチで寝込んでしまい、気が付いたときには周りに誰も居らず、ザックも無くなっていたため駅で紛失届を出して帰って来たとの事でした。 最後までハプニング続きの忘年山行となりましたが、皆さんも山の帰り飲み過ぎに注意しましょう。 駅で遭難騒ぎなど無いように・・・
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