仙丈岳・甲斐駒ケ岳
期間   1996.8.24〜8.27
 
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一日目
夏休みの最後の週末を利用し、南アルプス北部の甲斐駒ケ岳・仙丈岳を登ってきました。
新宿7時発の特急「あずさ」は夏休み最後の行楽地に行く人達でホームもごった返ししている。
結局8時発の「あずさ」の自由席を確保できたが通路を歩く事が困難な程の超満員でした。
甲府から12時30分発の広河原行きのバスに乗車するが立ち席はなく、すべての乗客が座れるようバスも増発されていた。
広河原からは北沢峠行きの芦安村村営のマイクロバスに乗り換える。北岳等からの下山者も多く混雑していたが、ここも全員が座れるだけのバスが出た。
北沢峠で昼食をすませ、藪沢新道より今夜の宿である藪沢小屋に向かった。大平山荘の登山道にはトリカブトの花が咲き乱れていた。ジグザク゜の急登をゆっくりとしたペースで登っていくと藪沢の大滝の見える尾根に出たが、あいにくガスがかかっていたため滝は見えなかった。 左の山腹をトラバースぎみに行くと藪沢の河原に出た。沢沿いの登山道は高山植物も多く咲いていたが、沢の水量が少なくなると藪沢小屋への分岐が見えてきた。周辺はウサギギク、ヤナギランが一面に咲き誇っていた。4時50分、藪沢小屋に到着。小さな小屋であるがきれいに管理されていた。小屋では自炊のためか、空いていて、6名の先客がいました。「翌日、仙水小屋の宿泊者が話していたところ、馬の背ヒュッテは超満員で布団1枚に4人で寝たと言っていた」




二日目:
空を見上げると雲一つない青空が広がっている。今日の予定は馬の背を経由して仙丈岳を目指すコースで展望が期待される。
朝食後、6時に出発、30分程で馬の背ヒュッテに到着するが、付近はダケカンバに朝日が浴びて眩しく光っていた。しばらくすると右に丹渓新道を分け、ゆるやかな登りをたどると、カールをまとった仙丈岳の全容がを目の前にした。遠くには中央アルプスの山容が朝の冷気に浮かんで見える。
仙丈小屋に到着した頃、山頂にガスが掛かったり消えたりしていたが、山頂に近づくにつれガスも上がり素晴らしい展望を目にすることが出来た。 しかし、北岳はガスに沈み頭だけチョコット覗かせていた。頂上はあまり広くなく、団体のグループも登ってきていたため早々に北沢峠に向け下山した。
仙水小屋には13時30分頃到着し午後の一時をのんびりと過ごした。 今日の小屋は布団1枚に3人とかなりの混雑であった。 




三日目:
4時30分に出発、仙水峠に着く頃には少し明るくなってきたがガスも掛かり甲斐駒ケ岳も見えない。六方石からは岩場の直登コースを進む。岩場は少し濡れているが花崗岩のせいかあまり滑らない。しかし、注意しながらガスで展望のきかないルートを確認しながら山頂を目指す。
午前8時に山頂に到着したが、山頂にはまだ2〜3人位しかいない。 展望も無いため少し休憩したのち下山することとした。下山途中霧雨になってきたが、北沢峠に到着した頃には本降りとなってきた。


      
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