秋田駒ケ岳
期間   2010.7.13
 
 bR75


 梅雨明けは間近に迫っていたが、前日は雨。翌日は曇り時々晴れという日に秋田駒ケ岳に登った。
 アルパこまくさからバスに乗車する時は雲が掛っていたが、運転手さんの話によると山頂は晴れていて遠くの山が良く見えますよと言っていたため今日の山行に期待感を持っことができた。

 八合目登山口からは新道コースを登る。背の高い樹木は無く、明るく眺めの良い登山道。途中の片倉岳展望台からは眼下に田沢湖、雲海を従えて姿を現しているのは森吉山、遠くには岩木山、八甲田山も望めた。登りきってしまうと男女岳、男岳、横岳・・・・と秋田駒を形成している山々に囲まれた阿弥陀池に到着した。
 
 男岳の山頂からは遠くに鳥海山、早池峰山、岩手山が望め、眼下には女岳、小岳の火口跡などが不思議な形成をしていた。

 鞍部から火口原に下降すると下りきったところにはシラネアオイが群生していた。駒池までの木道脇にはチングルマが既に起毛になって咲いていたが、かたがり泉水の周りにはチングルマが今花盛りと咲いていて場所を変えて楽しむことが出来た。また、このあたりからヒナザクラも可憐に咲いていた。

 大焼砂のガレ場斜面にはコマクサの群落が、視点を変えるとビンクの絨毯に見えるほど見事だった。ガレた斜面、動物も人間も他の植物も寄せ付けないような環境だからこそ見る目を奪ってしまう!?アマチュア写真家も釘づけだ。

 下山は焼森からシャクナゲコースを八合目に下り、13:30分のバスに乗車し早めに宿に到着し温泉で今日の疲れを癒した。

 秋田駒ケ岳は花の山、麓には豊かに湧き出る温泉が数多くあり乳頭温泉巡りもできて、3泊4日のなんとも贅沢な山旅だった。

  

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八合目 八合目駐車場と湯森山
片倉岳展望台 片倉岳展望台 森吉山と遠くに岩木山
後ろは男岳 阿弥陀池花畑
阿弥陀池
男岳山頂  男岳山頂
男岳山頂より岩手山と早池峰山 女岳と小岳
駒池に向かう 駒池にて
かたがり泉水とチングルマ 大焼砂
大焼砂のコマクサ群生 大焼砂コースより
焼森山へ シャクナゲコースを八合目に下る


ハクサンチドリ ミヤマトウキ オノエラン
ミヤマウスユキソウ シラネアオイ ミヤマハンショウヅル
サンカヨウ コイワカガミ キングルマの起毛
チングルマ ヒナザクラ コマクサ
ミヤマキスミレ ヒナザクラ キタヨツバシオガマ

        
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