前日にみくりが池温泉に宿泊し、新室堂乗越〜奥大日岳〜中大日岳〜大日小屋に宿泊し、称名滝口へ下山しました。 今日の立山の山の天気は雨予報のため、雨具を着込んで出発の準備をしました。出発する頃には雨は止みましたが、あたり一面霧に包まれているなか出発しました。 雷鳥ヒュッテ付近から残雪が多く雷鳥平のテント場も雪に覆われていました。雷鳥沢を渡った時、雲の切れ間から明かりが差し込むと、雷鳥沢から霧が上がっていき、その景色は写真では見られないとても幻想的な雰囲気でした。 雷鳥坂分岐から新室堂乗越に向かう途中から霧が薄くなり、目の前に新室堂乗越への雪の壁が見えてきました。 雪壁の手前でアイゼンを着用し登りだしましたが、久しぶりのアイゼン歩行のため一歩一歩慎重に登りました。雪渓を登り切ったところで振り返ると眼下の雷鳥平から室堂付近までの視界が開けてきました。 室堂乗越付近に来ると、剣岳、別山から立山連峰、対岸の地獄谷、天狗平から弥陀ヶ原に続く視界が開け、暫くその景色に感動していました。 尾根の登山道では残雪が多く残っていたため、お花畑は見られませんでしたが、登山道脇にはコイワカガミやチングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマキスミレ、キヌガサソウ等が咲いていました。特に咲き始めのキヌガサソウは群落していてとても清々しく咲いていました。 奥大日岳山頂手前の雪渓では雷鳥の親子に遭遇。生まれたばかりの雛の歩きを雌親が見守っていました。 奥大日岳の山頂までは私達二人と雷鳥荘から来た親子三人づれだけでした。親子三人は往路を戻ったみたいです。 大日小屋に到着。今日の宿泊者は私達だけの貸切となりました。夕食もランプの明かりの下、アンデスの音楽を聴きながらの夕食となりました。私達二人だけの宿泊客だったせいか、恒例の夕食後のギター演奏は聞けませんでした。 しかし、小屋の従業員の方々にはとても親切にしていただき、時季をずらしまた来たいと思いました。 今回の山行のアクシデントとして、奥大日岳手前の雪渓で皮登山靴両足のビムラムソールの先が剥がれてきた事です。予備の靴ひもがあったため、靴先をしばり歩いてきました。途中何度が紐が解け結びなおしましたが、無事下山まで持ち続けてくれました。 富山に着いてから靴屋などを探し歩いていたところ、後ろから山を歩いてきたんですかと声を掛けられました。しばらく歩きながら話をしていて、登山靴のソールが剥がれたことを話たところ、山の店に連れて行ってくれました。役所の方と思われますがとても親切にしていただきました。おかげで通勤でもはけるウォーキングシューズを購入して帰ることができました。本当にありがとうございました。 |
16日 みくりが池温泉 | みくりが池周回コースを歩く | |
みくりが池周回コース | みくりが池周回コースから雷鳥荘 | |
みくりが池温泉別室 | 温泉浴室 硫黄を含む単純酸性泉ですがお肌すべすべ | |
夕食の献立 | 夕食 | |
17日 雷鳥平キャンプ場も雪に覆われていた | 雷鳥沢を渡る | |
朝靄の雷鳥沢 | 新室堂乗越までは中央の雪渓を登る | |
新室堂乗越登りから雷鳥ヒュッテ等 | 雪渓の登り | |
雪渓上部 斜度もきつくなってきます。 | 室堂乗越 剣岳から別山 | |
室堂乗越から立山連峰 | 室堂乗越 | |
後方は立山連峰と右が竜王岳 | 天狗平方面 | |
剣岳 カメラ出している間にガスが登ってきた | 奥大日岳手前の雪渓から | |
奥大日岳手前の雪渓から | 雷鳥の雌親 雛を見守る | |
奥大日岳山頂 | 剣岳を望む | |
大日小屋と大日岳 | 小屋から大日岳(往復25分) | |
二人だけの夕食 | 夕食後 ランプの明かりのなかアンデスの音楽でのんびりとくつろぐ | |
18日 小雨のなか大日平へ | 大日平小屋に到着 | |
大日平 | 称名滝口へ下山 |
チングルマ | アオノツガザクラ | ミヤマキスミレ |
シナノキンバイ | ミヤマキスミレ | キヌガサソウ群落 |
キヌガサソウ | サンカヨウ | エゾシオガマ |
マイヅルソウ | ショウジョウバカマ | |
アカモノ | チングルマ花終り起毛前 | モミジカラマツ |